【塗り絵】お手本のメリット・デメリットと、活用法

猫のキャラクター(ダヤン)の塗り絵を色鉛筆で塗っている途中の様子

塗り絵本には「お手本(塗り絵見本)」が付いていることがよくあります。このお手本を、どのように利用していますか?「お手本通り塗れない」「お手本を見ていると自分の色が分からなくなる」と感じた経験はないでしょうか。

今回は塗り絵のお手本の活用法について、私の体験を交えながら考えてみたいと思います。


「お手本」が役立つ点(メリット)

塗り絵本のお手本はとてもきれいで、見ているだけで楽しくなります。そして、具体的に次のような点で役立つと思います。

①ズバリ、塗り絵のお手本になる

線画をどのように塗れば良いのか、なかなか思い浮かばないこともあると思います。特に初心者さんは、塗り方に迷うことが多いのではないでしょうか。そんな時、お手本はまさに「手本」となって、塗り方を示してくれます。

②線画についての理解が深まる

線画だけを見ていると、その線が何を描いているのかよく分からないことはありませんか?私はたまにありますが、そんな時にお手本を見れば、配色によって、線が何を表現しているかが大抵理解できます。また、線画が描く絵全体のイメージも掴むことができます。

③配色を学べる

お手本の色使いは、配色の良い見本となります。色の組み合わせや色の変化に注目してみると、新しい色使いに出会えるかもしれません。


「お手本」でちょっと困る点(デメリット)

お手本の良い点に続き、今度は反対に少々困ってしまうことを挙げてみます。

①お手本通りの色にならない

お手本をそっくりそのまま再現しようとしても、塗り絵の上手・下手に関係なく、画材が原因で難しいことがあります。

その例として、私の体験を一つご紹介します。トップの画像は、私がダヤン(わちふぃーるどの猫のキャラクター)の塗り絵をお手本通りに塗ろうとしたものです。使用しているのはトンボ色鉛筆の36色セットです。背景の深いブルーを塗ろうとした時、自分の色鉛筆でその深い色を出すのは無理と感じ、途中で塗るのを止めてしまいました。今もそのまま本に挟まっています。

色鉛筆が表現できる色の範囲は意外と限られているので、お手本に色鉛筆以外の画材(例えば、絵具類、コピックなど)が使用されている場合、その鮮やかさや深みを色鉛筆で作るのが難しいことが多々あります。お手本通りに塗れないことがストレスになってしまっては、塗り絵の楽しさが半減してしまいます。

②お手本に引きずられる

絵画やイラストをもとに作られた塗り絵では、よく原画がお手本として掲載されています。原画は一つの作品として完成されたものですから、ほとんどが作品世界に最適な配色になっていると思われます。

それをじっくり見た後で自分なりの配色を考えようとすると、お手本の色が頭に浮かび、似た色を選んでしまうことがあります。それは悪いことではないのですが、オリジナルの配色を作ろうとする時は、お手本のイメージが強くない方が、アイデアが出やすいと思います。


「お手本」とどう向きあうか

では、お手本をどのように活用するか、私のご提案は次の2つです。

①発色の違いについて割り切る

お手本通りに塗りたい方は、色鉛筆の発色の範囲に限りがあることを最初から割り切れば、悩んだり、ストレスを感じたりせずに済むでしょう。無理に色を作ろうとせず、他の色で代用するなどの工夫もできます。

②お手本をあまり見ない

オリジナルの配色で塗りたい場合、先にお手本をじっくり見るのを控えた方が良いかもしれません。これは私が行っていることで、塗ることを決めた作品のお手本は見ないようにしています。その方が自分なりの配色を考えやすいと感じています。そして、塗り絵が完成した後にお手本との違いを比べてみると、新たな気づきがあり、それもまた楽しいものです。


塗り絵本のお手本を自分のスタイルに合わせて活用すると、塗り絵の楽しさがさらに広がります。色についての学びや、新しい配色の発見につながることもあるでしょう。お手本の活用、試してみませんか。


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