塗り絵の記録⑩ 私の中の神殿 自分を愛しむ塗り絵/4 水の神殿
colored by Masumi Chiba |
ブログの更新が滞ってしまいましたが、塗り絵の方はしっかり続けておりました。
今回ご紹介するのは「私の中の神殿 自分を愛しむ塗り絵」からの5作目で「4 水の神殿」です。
線画の裏面の詩には「酸素の女王と水素の姫が手を繋ぐ祭壇」という一節があり、水の化学式「H2O」を表現した画であることが解りました。背景にも大きな円1つと小さな円2つの組合せが散りばめられていますね。
◆ 配色のプランニング
・透明感のある表現にしたい
・全体をブルー系で
・寒々しくならないよう、中性色の紫、暖かさが控えめな暖色のオレンジも取り入れる
あまり具体的な色選びができず、上の2点以外は塗りながら考えることにしました。
◆ 途中経過と道具など
使用色鉛筆:ファーバーカステル ポリクロモス
このところ主にカリスマカラーを使用していましたが、今回は透明感を出すために、カリスマカラーよりも芯が硬めで、より繊細に塗れるポリクロモスで塗ることにしました。
まずは、中心人物である酸素の女王様。女王らしい気品を出すためにドレスや髪飾りは紫とし、金魚を思わせる裾の部分はオレンジ色にしました。
背景にも一部色を置いて、全体の雰囲気を見てみます。
悩んだのが水素の姫たちの配色です。可愛さを追求するとピンクなどの暖色を使いたくなるけれど、やはり涼しげな彩りにしたい…。
ということで、ブルーから黄緑へのグラデーションにしました。黄緑は女王の髪色とリンクする色で、3人の調和を狙いました。
背景の3つの円の組合せにも3人のドレスの裾の色を取り入れ、色数を抑えることで全体的なまとまりが得られるようにしました。
その他をブルー系の濃淡で構成し(背景にもごく薄いブルーを塗っています)、完成したのが一番上の画像です。
◆ 塗り終えた感想など
オレンジがちょっと多かったかな…と思っています。背景部分の円3つの組合せは違う色が良かったかもしれません。頭で考えるのと、実際に塗った結果は、結構違ったりしますね。
また、ポリクロモスは芯が硬めなので、カリスマカラーほど紙の上でダマにならず、薄塗りに適していることを再確認しました。