【映画・ドラマ×色】韓国ドラマ「未知のソウル」~暖かさと安心感のある多色使い
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暖かい物語には、暖かな色がある?
今回は、最近見た韓国のヒューマンドラマ「未知のソウル」から印象に残った色をご紹介します。
■作品情報
・タイトル:未知のソウル
2025年製作/韓国/全12話
(あらすじ)
顔以外はすべてが正反対の双子の姉妹。大きな危機を乗り越えるため、互いのふりをして生きることにしたふたりは、それぞれに愛と人生の意味を見い出していく。(Netflixより)
■感想
はじめのうちは、双子の姉妹ミレとミジが入れ替わったことで起こる周りの反応や、バレないかとハラハラする面白さがありますが、次第に物語が深みを増してきます。
入れ替わることでお互いの立場を理解したり、二人を取り巻く人々が抱える問題が明らかになってきたり…。
皆それぞれに心の傷や、秘めた思いがある。それでも、寄り添ってくれる人の存在や、お互いに分かり合うことで、癒されながら少しずつ前に進んでいく登場人物たちの姿に優しい希望を感じました。
このドラマは、自分らしく生きていくことの大切さを教えてくれるとともに、未来(ミレ)・未知(ミジ)という二人の名前が、これから先にきっといいことが待っているようなワクワク感を与えていると思いました。
■注目カラー:色とりどりの思い出が詰まった部屋
私がこのドラマの映像で最も印象深いのは、二人の実家の子供部屋です。
ミレが一人で暮らすソウルの部屋は、ミニマリストかと思うほど物も色もありません。それと対照的に、二人の部屋は、幼いころからのさまざまな物と色にあふれています。
色んな色が共存している部屋は、たくさんの思い出が詰まっている懐かしさと暖かさを感じます。同時に一人ではないという安心感も。
ドラマのオープニングで最初に映し出されるのがこの部屋なので、暖かな多色使いはこのドラマの象徴なのかもしれません。(画像はtvN公式サイトより)
■こんな方におすすめ
・心温まるヒューマンドラマが好きな方
・話題の韓国ドラマを楽しみたい方
・前向きな気持ちを得たい方