塗り絵の記録④ せかいのお守り塗り絵/エウロパの魔女
colored by Masumi Chiba |
今回も「せかいのお守り塗り絵」からの塗り絵です。3枚目、「エウロパの魔女」。
たてがみを花で飾ったライオンが何とも言えず可愛い!魔女はライオンのお腹のところにちょこんと座っていて、線画の裏面には『…陽を浴びた獅子とまるまり 今日はまどろむ日としよう』とあります。本当に気持ち良さそう。。。
◆ 配色のプランニング
まず、太陽の光を表現したいと思いました。中央のリンゴの木を囲んだ部分が舞台の幕開けのように見え、夜明けがイメージされたので、朝焼けの色を取り入れることにして次の配色ポイントを決めました。
・背景は中央を明るい黄色とし、外側に向かって橙色へとグラデーション
・背景の下の部分は色相グラデーションの延長の赤とせず、赤紫
・ライオンは背景の配色と同系色で
・魔女はライオンの黄色系と反対色のブルー系で対比をつくる
・天使は魔女よりも明るい(軽い)ブルー系
その他は塗りながら決めていきます。
◆ 途中経過など
今回も背景から塗り始めました。
何だかこれだけでかなりカラフルになってしまったので、この後は慎重に進めました。
リンゴの木の葉の緑や、実の赤は彩度(色の鮮やかさ)を抑えて主張しないように。また、その周りのカーテンのような部分も背景に馴染む色合いにし、後で調整することにしました。
各パーツとも徐々に色を加えていきます。
ニワトリ(ポルトガルのラッキーアイテム「ガロ」)は黒で、背景の黄色と明度(色の明るさ)差を作って目立たせます。その一方で、お腹の色を薄く塗り残し、後で緑を加えて重くなり過ぎないようにしました。
色決めに一番悩んだは、リンゴの木を囲む部分の丸い花です。橙色で馴染ませるか、赤紫で主張させるか迷いましたが、最終的に赤紫で小さなポイントにしました。
最後に魔女と天使を塗り、完成したのが一番上の画像です。
少々賑やか過ぎる気もしないではないですが、前回の「ケルティック・ラビリンス」が沈んだ色調だったので、その反動もあって今回は明るく鮮やかな色を使いました。
しばらく鮮やかな色を見続けたので、次回はまたシブい色が使いたくなるかも?
※ご参考までに、使用した塗り絵本と色鉛筆の商品リンクを下に貼っておきます。