【映画・ドラマ×色】韓国ドラマ「ユミの細胞たち」~混じり合う色で描かれた心模様

韓国ドラマ「ユミの細胞たち」DVD BOXのパッケージ画像

4月からシーズン3が公開される大人気の韓国ドラマ「ユミの細胞たち」を取り上げ、作品の魅力と、印象に残る色について紹介します。

この作品は実写と3Dアニメーションで構成されているということで、どんなものかと思いつつ見てみると、すっかりハマってしまうユニークさと楽しさ、そして共感を覚えるドラマでした。


■作品情報

・タイトル:ユミの細胞たち シーズン1
      2021年製作/韓国/全14話

(あらすじ)
彼氏から一方的に振られて以来3年、恋をしていなかったキム・ユミ。恋ができない原因は、ユミの愛細胞が涙の洪水に流されて昏睡状態になっているせいだった。
ある日、密かに思いを寄せる会社の後輩チェ・ウギから気のある素振りをされ、ユミの愛細胞は再び目覚める。(DVD-BOX・1 より)


■ドラマの感想:共感を生む細胞たちの働き

主人公ユミの行動や感情には、ユミの中の細胞村に住む「細胞」たちが関わっています。理性細胞、感性細胞、愛細胞、不安細胞、腹ペコ細胞など、さまざまな細胞たちが活躍し、時には細胞どうしでけんかをしながらユミという人間を形作り、幸せになれるよう力を合わせています。

この細胞たちがとても可愛らしい!表情豊かで、見ているだけで癒されます。思わずAmazonでフィギュアを探してしまったくらい、細胞たちが好きになってしまいました。

人の心の中にはいくつもの感情が同居し、さまざまな葛藤が生じることがあります。その心の状態を説明するかのように、分かりやすく見せてくれるのが、この細胞たちです。

例えば、物語の中で、ユミと付き合っているク・ウンとの間に別れ話が出たとき、別れを決断できない愛細胞、彼にすがりつきたいうじうじ細胞、ケリをつけたいプライド細胞のやり取りが描かれ、人の気持ちの割り切れなさが上手く描かれています。

「そうそう」と共感したり、「なるほど」と納得したり、ユミの日常と恋愛が不思議な世界観によって時にリアルに感じられる作品でした。シーズン1に引き続きシーズン2も視聴し、これから公開されるシーズン3が大変楽しみです。


■注目カラー:心模様を表す色

ユミの彼氏、ウンの中にも細胞村があります。この細胞村の空の色には、彼の心境が表れます。例えば、穏やかな状態は黄色、悲しい状態はグレーなど。

ウンが長年共に活動してきた女友達のセイとの関係を整理しようとしたとき、彼の細胞村の空は見たことが無い色に染まりました。その色は、申し訳ないときの緑、腹が立つときのオレンジ、残念なときの紫、この3つが混ざった複雑な色でした。

人の心理状態を言葉で言い表すのは難しいものです。そんな時、色を使って感覚的に表現することは、心の有様を伝える良い手段だと思います。特にさまざまな感情が入り混じった複雑な思いは、混ぜれば混ぜるほど暗く濁っていく色の混合に似ている気がします。

3つの感情により暗く沈んだウンの心が、色により、混色という形で象徴的に表現されているように感じました。


■こんな方におすすめ

  • 可愛いキャラクターやアニメーションが好きな方
  • 自分の行動や感情を客観的に捉えてみたい方
  • 共感を呼ぶ恋愛ドラマが好きな方

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