【映画・ドラマ×色】韓国ドラマ『フォーハンズ ~2人のソナタ~』~重厚さと暖かさのブラウン
2人の若いピアニストが競い合いながら成長していく青春・友情物語を想像して見始めた韓国ドラマ『フォーハンズ ~2人のソナタ~』。予想に反し、中盤からは物語が犯罪や復讐へと発展し、最後まで目が離せない緊張感のある展開でした。
この物語の世界観づくりに一役買っていると感じた色について取り上げます。
■作品情報
・タイトル:『フォーハンズ ~2人のソナタ~』
2026年製作/韓国/全12話
(あらすじ)
音楽の名門高校で出会った、2人の若きピアニスト。まったく違う人生を歩んできた2人のメロディーは、やがて複雑に重なり合っていく。(Netflixより)
■ドラマの感想:物語の展開と音楽・映像に釘付け
「フォーハンズ」とは、4つの手、つまり連弾のことです。有名指揮者を祖父に持ち恵まれた環境でピアニストを目指すビオと、天才的な才能を持ちながら家庭に恵まれず独学でピアノを学んだジョンヨ。この2人の友情が連弾という形で描かれています。
しかし、物語は友情だけでは終わりません。ライバル関係や事件、家族の問題などが複雑に絡まり合っていきます。好きで始めたピアノなのに、コンクールで勝ちたい、認められたいという意識が高まるにつれ、ピアノを弾くことが苦しいものへと変わっていくのが残念です。その中で、精神的に追い詰められていくビオの姿を痛々しく感じました。
随所に登場する演奏シーンは、ストーリーをよりドラマチックに演出しています。また、プラハで撮影されたシーンでは、古い街並みがクラシック音楽のムードを高めています。
視聴中は目も耳もかなり集中し、見終わった時にある種の充実感が残る作品でした。
■注目カラー:重厚さと暖かさのブラウン
このドラマで印象に残ったのがブラウンです。室内インテリア、弦楽器、コンサートホールなど、深みのあるブラウンがよく登場していました。
深いブラウンは「伝統的な」「格調高い」といったイメージを与える色です。ドラマ内で見られたブラウンも、映像に重厚感を与え、時には暖かさを感じさせていました。
暗い練習室にたくさんのロウソクを灯して連弾するシーンでは、オレンジ色の明かりが室内を茶色く染めていて、大変美しい光景でした。2人が心を通わせる様子が色彩からも感じられ、とても印象に残っています。
また、クラシックなイメージの配色では、落ち着いたブラウンがよく使われます。ブラウンは格式のあるクラシック音楽界のイメージを伝える色としても、用いられていたように感じました。
■こんな方におすすめ
- 緊張感のあるストーリーを楽しみたい方
- クラシック音楽や、音楽ドラマが好きな方
- 映像の色彩や雰囲気にも注目してドラマを楽しみたい方
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